いろいろな想いを重ねて‥‥
4年前のヨンマルコンの前に、同じようなことが起こった。私はその年の秋に どうしてもヘソンに伝えたいことが2つあって、初めてサイン会に参加した。一つは自分の手術の話や、だからこそなぜヘソンに惹かれるのかを、一生懸命に当時の拙いハングルで話した。
当時の私の手帳の表紙には、 私の手書きで『한 걸음을 더』(ハンコルムルト あと一歩)の歌詞が書かれていた。それは、くじけそうになる私を毎日勇気づけてくれる歌詞だった。
ヘソンはその手帳を見て、自分で書いたんですか??と非常に驚いて、CDにそのワンフレーズを書いてくれた。その歌詞は、私への応援歌であり、今、いつも私が周りに語りかける言葉だ。
その年のヨンマルコンで、 『한 걸음 을 더 』 が歌われたとき、思わず息を飲んだ。自然と背筋が伸び、椅子から一歩前に出て座る自分がいて、スーと涙が頬をつたった。
ただその歌を、この年が変わる最後に聞けるとは思いもよらず、感無量だった。ヘソンのファンになってから、幾度も幾度も聞き続けて来たその曲だった。それは私には、私に語りかけるように歌われている気がした。(でも真実はほかにあったのだろう。)
今回 またペンミの前に同じようなことが起こり、まだまだ前途明るい若者がこの世を去った。きっと言い尽くせない社会や周りや自分自身との闘いそこにはあったのだろう。
でも、こんな時に、思うことはただ一つ。
その場に立ち止まり、力が貯まるまでただ待とう。そしていつか自然と力が必ず湧きあ上がってくるから、その時が来たら、その場に立ち止まらず、自ら、あと一歩前に歩みだそう。
それまで待てばいい‥‥
それを伝えられる人々が彼女の周りにもっともっといればと、こんな時は、いつも願う…
한 걸음을 더 もう 後一歩
힘을 내
元気を出して
서러운 마음이 찾아올 때
悲痛な想いが訪れたとき
끝도 없는 눈물에
涙が止まらず
어룩진 기억 조금도 닦을 수가 없을 때
まばらばな記憶を少しも拭うことができない時
용서해
許して
솔직하지 못했던 지신을
素直になれきれなかった自分自身を
끝내 잡지 못한 꿈
終わらない掴みきれなかった夢は
어젠가 너의 곁에
いつかあなたのそばに
다시 또 찾아 올 테니
また再び 必ず現れるから
너에게 남겨진 세상은
あなたに残された世界は
너무나 차갑고
あまりにも寒くて
여전히 두려운 더 많은 날들이
いつまであいもかわらず 恐ろしい もっとたくさんの日々が
우리 앞에 다가올 때
僕たちの前に迫ってきても
그제 한 걸음을 더 걸어줘
それでもただ、もう一歩歩みだしておくれ
부탁해
お願いだから
다시 일어서는 그 용기를
また起き上がる勇気を
힘이 들 땐 언제나
力がいるときは いつでも
기대어 쉴 수 있는
あなたが願うように(期待が容易に出来るように)
그날은 드리워 주길
守ってあげるよ(日陰を作ってあげるよ)
부탁해
お願いだから
너에게 세상은 너무나 차갑고
あなたには 世界があまりのも冷たくて
여전해 두려운 더 많은 날들이
いつまでの恐ろしいことがいつまでも続く日々が
우리 앞에 다가 올 때면
僕たちの前に迫ってきても
다시 한 걸음을 걸을 수 있게
また もう一歩 歩き出せるよ
멈추지 않는 슬픔의 빗속에 남겨진 채
悲しみが止まらない雨の中に取り残されたまま
눈물로 흠뻑 젖은 하루지만
涙で泣き濡れる1日だけど
힘이 내
元気を出して
너에게 세상은 너무나 차갑고
あなたには、 世界があまりにも冷たくて
여전히 두려운 더 많은 날들이
いつまでも、もっともっと恐ろしい日々が
우리 앞에 다가 올 때면
僕たちの前に迫ってきても
그제 한 걸음을 더 걸어줘
それでもただ、もう一歩歩み出しておくれ
이곳에서 멀추지 말아줘
ここで、たちどまないでおくれ
今年のペンミもまた、ヘソンは歌うのだろか?
私は必ず聴きたい歌だけど、そこに彼はきっとまた様々な想いを重ねて歌うのだろう‥‥
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